2013年2月2日土曜日

イギリスの日本料理

忘れないうちに記しておくが、私は最近、自分のレストランの日本料理を改良できないかと考えている。
日本人である自分が考えれば、明らかによりいいものを提供できると考えるからである。
しかし、ここで一つのことを常に頭においておかなければならない。
それは、「ここは日本ではないということ」である。
彼らには彼らの文化があり、彼らなりの価値観を持っている。
そこに、日本料理はこうあるべきだからと言って、彼らの慣れ浸しんだ味をとにかく本物に近く改良するのは望ましくない。
タイ人のシェフがタイ料理の味を変えた時、多くのお客さんがその料理を残した。箸すらほぼt家てないお客さんもいた。それは、彼がとにかく本物のタイ料理に近づけることだけを考え、彼らの価値観を無視したからである。

このように、外国では日本料理の本当の姿が、一番好ましいとは限らない。
彼らの価値観と文化、そういったものを大いに考慮しながら、それらと日本料理の本当の良さをミックスしていくことがベストな選択なんだろう。
これは、日本のものを海外に持ち込んで売り込むビジネスでもいえることだろう。
ただただ日本製品の良さを主張するのではなく、日本製品がその国・地域の文化の中でいかに彼らのニーズを捉えることができるかということが大切になるのだろう。

一見当然のことのように思えるが、こういったことを身を持って経験できたことはとても大きかった。

このことを頭に置きながら、日本料理をお客様にもっと愛されるような形へと変えていけたらと思う。

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